≪書籍情報≫
著者:
仲村佳樹
出版社:
白泉社
版型:
新書版
カテゴリー:
少女コミックス
連載雑誌:
花とゆめ
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
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『スキップ・ビート!』は、仲村佳樹による少女漫画作品。白泉社の「花とゆめ」2002年3号にて長期連載を前提にスタートし、現在連載中。
【概要】
復讐のため芸能界入りした少女が、やがて演技の面白さに気付き成長していく様を描いている。芸能界を舞台にした漫画では「主人公が才能を見出されて」というパターンが比較的多い中、本作はあくまで主人公が自力で上へ登っていく感が強い。途中から演技に重点が置かれていき、それについての描写もしっかり描かれている。
表情の描き方が細やかであり、かなりモノローグの多い作品ながら、登場人物の本音はむしろ表情に表れていることが多い。 作者独特のコメディータッチの強い作品ながら、主要な登場人物に暗い過去があったり、伏線が多かったりと単なるコメディーにとどまらない作品である。
【あらすじ(1巻まで)】
高校にも行かず日夜バイトに明け暮れる主人公・最上キョーコは、幼馴染の不破尚と同居し、生活費を一人で賄っていた。 歌手志望で家出同然に上京した尚に献身的に尽くす事が無上の喜びだったが、尚がデビューし超人気歌手となった後は、次第に距離が開いてきていた。
そしてついにある日、自分が単なる家政婦代わりに上京させられたことを知り、あっさりと別れを告げられる。捨てられてしまったキョーコは失意の中で尚に復讐すべく、芸能界入りに挑戦する決意を燃やす。執念と根性で無理を通し、アカトキと並ぶ芸能プロダクションのLMEの新人発掘オーディションに参加し、審査員の意表を突き、一次審査を通過する。しかし、続く二次審査で愛する心と愛されたいと思う心が欠けている事を露呈してしまい、落選してしまう。
【登場人物】
声優は#ドラマCDの担当声優
主要人物
最上キョーコ(もがみ きょーこ)声優:長沢美樹
LME芸能プロダクションに所属するタレント。京都府出身で、芸名は「京子」。16歳。
バラエティ番組のレギュラーとして人気者のマスコット『坊』(ニワトリの着ぐるみ)をこなすが、尚と蓮に知られたくないため、公表していない。公式デビューは、奏江と共演した炭酸飲料『キュララ』のCM。その後、尚のPV(プロモーションビデオ)での演技が注目され、ドラマ『DARK MOON』の本郷未緒役に大抜擢された。
幼少の頃から尚の家に預けられて育ち、尚の取り巻きから嫌がらせを受け続けながらも尚を想い続け、献身的に尽くし続けていた。これと決めたらわき目もふらず一生懸命になる純粋な性格で、努力と根性で様々な能力を身に付けている。
新人発掘オーディションにて審査員に好印象を与えたが、尚との一件で「人間らしい愛情」を忘れてしまってることが芸能人として致命的とされ落選したが、社長の提案で新設された「ラブミー(Love Me)部」なる謎の部門に配属される事になった。
当初は復讐心にのみ燃えていたが、ラブミー部として仕事をこなすうちに純粋に芝居を楽しめるようになり、今まで自分が尚とその家族に褒められる為だけにしか生きてこなかったことに気付き、自分を作るため演技の勉強を志すことを決意した。本人は無自覚だが、蓮をはじめとする実力派俳優や、共に仕事をした著名な監督達が一目置くほどの演技の才能を持っている。
世間知らずな部分と裏切られて芽生えた冷酷面(かなりギャグ化されている)とが入り混じり、まっすぐさの中にも複雑な要素を抱えた性格となっている。また、尚のため今まで棒に振ってきた女の子らしい行為(化粧や親友や青春)に強烈な憧れを抱いているが、その反面「2度と恋なんかしない」と固く心に誓っている。
生来かなりのメルヘン思考の持ち主で、妖精も信じている。10年前に出会い、一週間だけ仲良く遊んだ妖精(と本人は信じている)の男の子「コーン」から貰った石(菫青石)にその名を付け、落ち込んだときに気持ちを浮上させてくれるお守りがわりとして大切に持っている。
怨霊キョーコ(略称、怨きょ)
キョーコの体から出てくる文字通り怨霊のような存在。怒り具合によって5,6匹〜無数に発生し、元々尚に裏切られたときに出てきた存在なので、尚に対面するときが最も多く発生する。ほとんどの人には見えないが、金縛りやどつき攻撃に使える。ほとんど無敵の存在だが、蓮の「神々スマイル(蓮がキョーコを愛しくなる時に出る表情)」には浄化されてしまう。
不破尚(ふわ しょう)声優:神奈延年
本名、松太郎(ショータロー)。アカトキエージェンシー所属のビジュアル系歌手で京都府出身。17歳。
派手好き、女好きで自分が一番という性格の持ち主で、付き合う相手は年上に限ると思っている。本名を嫌い極秘にしていたり、芸能界一いい男といわれる蓮に敵愾心を燃やして喧嘩を売ったりする反面、出すCDが毎回セールストップとなったり、曲作りを呼吸するようにこなしたりと顔だけでなく音楽的センスも一流の腕の持ち主。
キョーコとは幼馴染で、物心つく頃から一緒にいたキョーコの事を、恋愛対象外の子分の様に見ていた。その後上京し芸能界入りを果たした後は、キョーコを家政婦代わりにした挙げ句にあっさり「捨てた」。やがて自らのプロモーションビデオ製作で再会し、その予想外の容姿の変貌と演技力、過去のトラウマが相まって、初めて異性として意識する事になる。さらにVIE・GHOUL(ビー・グール)との対決に際してキョーコと係わる過程でその想いは明確なものとなった。
敦賀蓮(つるが れん)声優:成田剣
LME芸能プロダクション俳優部所属で、人気・実力ともに芸能界一の俳優。『DARK MOON』では主人公・橘嘉月(たちばな かつき)を演じている。本名は久遠(クオン)。20歳。
ブランドメーカーの専属モデルもこなす容姿の持ち主。体調がどんなに悪くても最高の演技を実現するまで休まないほど真摯に仕事をこなす。その反面、仕事以外の事には恐ろしく無頓着であり、実のところ相当にアンバランスな性格の持ち主である。4年前、日本へ来る前に暗い過去があったらしく、自分には幸せになる資格がないと思っている。
俳優の仕事を純粋に愛しているため、「復讐」のために芸能界入りをしたキョーコに意地悪な態度をとっていた。しかし、演技に目覚めてひたむきに頑張るキョーコを見るうちに、わだかまりが解け素直にその情熱に好意を持つようになる。実は幼い頃キョーコが会っていたコーンと同一人物なのだが、何らかの理由により、それをキョーコに言えないでいる。
さらに嘉月の演技に行き詰まり苦悩するなかでキョーコをはっきり女性として意識し、自分を抑えるのに苦労するほどその想いは強くなっている。(キョーコが可愛い表情をした時は、抱きしめたくなるのを無表情で必死に堪えている。)
キョーコは蓮の事を尊敬しているが、蓮が怒っている時に出る『毒吐きニセ紳士スマイル』、さらにその上を行く怒りの時の『魔王』、大人の色気を出す『夜の帝王』状態には脅えている。
LME関係者
アカトキエージェンシーと勢力を二分する、大手芸能プロダクション「LME」の関係者。
琴南奏江(ことなみ かなえ)声優:田上由希子
キョーコと同じオーディションに参加した女優志望の少女(キョーコは「モー子さん」と呼んでいる)。炭酸飲料『キュララ』のCMに出演して評判となり、女優としての道を歩み始め、飛鷹とドラマで共演する。17歳。
人並みはずれた暗記力・演技力の持ち主だが、逆にそれが災いして愛の欠落を指摘され「ラブミー部」2号に。クールだが女優の夢にかける情熱は熱い。中学時代から演技力を活用した秘密のバイトを続けていて、母屋のリフォーム資金までも稼ぎ出している。
実家が大家族で弟妹甥姪に激しく慕われているが、ジャレつかれるのが嫌で自分専用の離れを建てている(現在は1人暮らし)。そのため所帯臭さや他人と群れることを極端に嫌っていたが、キョーコと接してまとわりつかれるうちに態度が軟化、晴れてキョーコの親友第1号となる。
社倖一(やしろ ゆきひと)
蓮のマネージャー。25歳。
優しいお兄さんタイプで、特に蓮とキョーコの間柄には感情的にはしゃぐ事が多いが、こと仕事に関しては超が付く敏腕マネージャー。
機械の天敵で、例えば携帯電話を素手で持つと確実に10秒で壊してしまうし、人気俳優のマネージャーという立場でありながら車の運転が出来ない。さらに、殺到する蓮のファンを眼力だけで金縛り(または氷漬け)にするなど、尋常ではない能力を持つ人物。
ローリィ宝田(ろーりぃ たからだ)声優:銀河万丈
LMEプロダクション社長。50前後と思われ、本作では作者の好む親父キャラの筆頭。
異常にハイテンションかつ個性的で、常に何かのコスプレをしており、非常に勘が鋭い。演技の資質を持ちながら人間としての思いやりに欠けるキョーコと奏江を憂え、「ラブミー部」を設立した。見かけはかなりふざけているが、蓮の演技の欠陥に気づくなど切れ者の一面を見せている。
宝田マリア(たからだ まりあ)
ローリィ宝田の孫娘で、蓮とキョーコを慕っている。3〜4巻のメインゲスト。8歳位。
幼くしてトップモデルの母を飛行機事故で失うが、それが自分が母を呼び寄せた道中だったことと、最愛の妻を亡くした父が思わず示してしまった拒絶とがトラウマとなり、自分は父に愛されていないと思い込んでいた。キョーコと出会い、養成所の演技テストに乱入したことでトラウマを克服し、父の愛情を信じられるようになる。
椹武憲(さわら たけのり)声優:河野智之
タレント部主任。41歳。
キョーコの猛烈なアタックに根負けしてオーディションへ参加を認め、さらに「人間らしい愛情の欠落」ゆえに落選したキョーコにこだわりを見せた最初の人物。その後もキョーコのことは何かに付け気に掛けているようである。キョーコは尚のファンだと信じている。
DARK MOON関係者
伝説的なヒットを遂げた20年前のドラマ『月籠り』のリメイクである『DARK MOON』に、尚のPVでの演技をかわれて出演することになったキョーコが係わってゆく人々。
本郷未緒(ほんごう みお)(キョーコが演じるキャラクター)
大富豪、本郷家の次女。前作『月籠り』では、長髪で隠していた幼い頃に姉に負わされた左額の傷を『DARK MOON』ではショートにすることで姉をはじめとする周囲に見せつけている。キョーコの傷についての解釈が、ドラマ全体の流れと共演者の人生を変えて行くきっかけとなってゆく。
緒方啓文(おがた ひろあき)
本名、伊達啓文。『DARK MOON』の監督で、前作『月籠り』の監督(伊達大尊)を父に持つ。10巻のメインゲスト。女顔で物腰の柔らかい人。27歳。
周囲から向けられる視線が常に父を通して自らを見ることに苦しみ続け、それを克服するためにリメイクを決意した。
父の名を耳にすると過呼吸症状を招いて倒れてしまっていたが、蓮の言葉で立ち直るきっかけを得る。さらにキョーコの解釈による未緒を目の当たりにし、見失いかけていた目指す道をつかみ取る。
百瀬逸美(ももせ いつみ)
『DARK MOON』のヒロイン、本郷美月(ほんごう みづき)を演じる実力派新人女優。13巻のメインゲスト。17歳。
プロ意識が高く、演技に対して真剣で、そのため、不調の蓮より意外に実力のあるキョーコを評価しており、それがキョーコと蓮の距離を一気に近づけるエピソードへと導いたりもした。
新人の大抜擢でありながら蓮と親しいキョーコを快く思わない同年代の共演者が多い中、逸美はキョーコと仲がいい。演技に真摯であるため、蓮のアドリブ満載の演技に翻弄された後も、同じ演技者としての位置を保ち続けている希有な例。
飯塚寛子(いいづか ひろこ)
ベテラン大女優で、未緒の母を演じる。
まだ新人だった頃に前作『月籠り』で未緒を演じ代表作となっていたため、当初はキョーコの演技に対して手厳しく、新しい美緒に対しても激しく抗議するが、競演する過程でキョーコの解釈を自分を越えるものとまで認めている。
クー・ヒズリ(くー・ひずり)
別名、保津周平(ほづ しゅうへい)。前作で嘉月を演じ、『月籠り』を伝説化した立役者。渡米の際「保津周平」の名前を葬る「名前の葬式」を行っている。蓮の実父。
現在はハリウッドスターで、アメリカ在住。成り行きで世話係のキョーコに演技指導をし、その才能を把握する。『DARK MOON』の製作終盤に帰国するが、その背景には蓮と妻に関する想いがあった。
その他
安芸祥子(あき しょうこ)
尚のマネージャーで、ダイナマイトバディを持つ女性(尚は「ショーコさん」と呼んでいる)。
大学までは役者志望だったが、才能に見切りを付け大学も辞めたものの芸能界への想いを捨てきれず、マネージャーの道を選んだ。自宅に尚が入り浸っているが、付き合っている訳ではない。
だるまや夫婦 声優:岩崎柾実、長浜満里子
キョーコが下宿している居酒屋の経営者夫妻。
腕の良い頑固な板前の大将と、包容力豊かなおかみさん。芸能界への挑戦を諦めかけていたキョーコに、だるまを手渡して励まし、その後も見守り続けている。今のキョーコが最も恩義を感じている人たち。
尚の両親
京都で老舗旅館を営む、尚(松太郎)の両親でキョーコの(事実上)育ての親。キョーコには一人息子の松太郎と一緒になって家を継いで欲しいと望んでいた。
彼女の料理に対する腕前や茶道をはじめとする立振舞は、主にこの人たちによる鍛錬のおかげ。しかし今のキョーコは、それに応え続けた事が「カラッポの自分」を作ってしまったと思っている。
最上冴菜(もがみ さえな)
キョーコの母。キョーコにとって、最初で最大のトラウマとなる人物。回想では常にスーツ姿。
幼い娘を尚の両親にほとんど預けっぱなしにし、たまの来訪時にも冷たく接して本気で泣かせていた。そして尚は、本気で泣いているキョーコがトラウマとなっている。
松内瑠璃子(まつない るりこ)
アイドル歌手で、誰もがうらやむ色白の肌をしている。2〜3巻のメインゲスト。
重度のわがまま故にキョーコの最初の「ターゲット」となり、出演映画のヒロインを賭けて競ううちに、忘れてしまっていたデビュー当時の気持ちを思い出す。
高園寺絵梨花(こうえんじ えりか)
高園寺財閥のお嬢様でアカトキ所属。5巻のメインゲスト。奏江の元同級生。
小3の時に奏江に芝居の主役をさらわれて以来、奏江をライバル視し続け、あらゆる手段(実力も有るが、主に財力)で演劇関係への道を妨害し続けてきた。キュララのCMオーディションにおいても妨害工作を行うが、キョーコと奏江のペアに完敗し、奏江と実力だけで競うことを決意する。
七倉美森(なのくら みもり)
アカトキ所属の新人アイドル。7〜8巻のサブゲスト。巨乳の持ち主。17歳。
キョーコのクラスメイトで尚を慕っている(尚は「ポチリ」と犬扱い)。尚のPVでキョーコと天使役で競演するが、尚との深い繋がりを垣間見せるキョーコに嫉妬するも、その演技力に引きずられてしまう。
麻生春樹(あさみ はるき)
クィーンレコードのプロデューサーで、巨乳&フェロモン系の女性。啓文の親友で、啓文にキョーコを薦めた人。7〜8巻のサブゲスト。
尚とはデビュー当時から係わっている(尚は「ミルキちゃん」と呼んでいる)。キョーコの持つ雰囲気を読みとったり、演技上の問題点を的確に指摘したりと有能で、アクシデントを本採用する決断力も備えている。
上杉飛鷹(うえすぎ ひおう)
祖父母・両親共にスターという芸能一家に生まれ、CM・ドラマなどで活躍する芸能生活9年以上の大ベテランの少年。9巻のメインゲスト。11歳。
芸能一家を傘に着た不遜な性格だが、実年齢よりいつも下に見られる事と芸歴の長さとのアンバランスから少々屈折しているためでもある。罵倒する際の口癖は「再起不能だ!!」。
奏江が初めて出たドラマで共演し、初対面で子ども扱いされなかった事から奏江に好意を持つが、そのあと撮影の際に投げられた事(奏江は遊んでいるつもりだった)を根に持って嫌がらせをしていた。後に誤解が解け、仲直りをする。
レイノ(れいの)
バンド、VIE・GHOUL(ビー・グール)のボーカルで、15〜17巻のメインゲスト。
「超」霊能力者で、怨キョをわしづかみにする、物陰のキョーコを真っ直ぐに追跡する、さらには蓮の記憶と思念に感応するなど、並はずれた能力を持っている。
キョーコに執着して尚と蓮を大いに刺激し三角関係に影響を与えたのち、レコーディングでNYへ去る。
(「スキップ・ビート!」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年10月28日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%21&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)